第六回 Dr.ライデリのIT用語辞典
「Dr.ライデリのIT用語辞典」は急速に進むITと、それに伴う社会や規則性などの変化の中で生まれた新しい用語などから、毎回抜粋して解説しています。

今回のテーマは「JAVA」じゃ!
技術的なテーマじゃからちょいと難しいかもしれん。じゃが皆様のネットビジネスを裏で支えるありがたい存在なのじゃ。


ジャバ
「JAVA」

「JAVA」とはプログラム言語じゃ。インターネットでの活用を想定して作られたのじゃが、Webブラウザ上で絵や文字を動かす時に使用されるんじゃ。しかし実は企業の基幹システムとして活用されている場合が多く、インターネットとの相性が良い。また、開発の柔軟性が高いことから普及が進んでいる。特にここ数年、受発注システムや物流、決済などの基幹システムの開発に「JAVA」を使用することが多くなっておる。なぜならばシステム開発の柔軟性が高いんじゃ!つまり「JAVA」を使えば受発注システムや物流、決済などの処理をそれぞれ「部品」として扱うため、ビジネスの変化や新技術に合わせて、「部品」だけを入替えてシステムを構成することが可能なのじゃ。これにより、一部のプログラムの変更が他のプログラムに対する影響を最小限に抑える事ができ、手間とコストが大幅に軽減されたのじゃ。

初期の「JAVA」はごく単純な機能だけじゃったが、開発元のサン・マイクロシステムズ社は大幅な改良をした「JAVA2」を発表。それからは何度となく機能を追加している。また、開発環境を無償で追加しているので誰もが「JAVA」に追加したい仕様を提案できるんじゃ。わしも今度やってみようかのぅ・・・

関連用語として今回は、「JAVA」を使った技術の中で最も身近な「i-appli(iアプリ)を取上げる。どうじゃ?

関連用語
 
iアプリ
「i-appli」

iアプリは大々的に宣伝もしとるし、聞いたことがあるじゃろう。iアプリを携帯電話にダウンロードすると、従来のiモードでは実現できなかったアクションゲームやリアルタイムの株価チャートなど動きのあるコンテンツ提供が可能になった。NTTのみならず、KDDIやJ-フォンなども仕様を追加してiアプリと同様のサービスを提供し対抗しておる。

今後は携帯電話はもちろん、デジタル家電やカーナビ向けなどその応用範囲は広域にわたるじゃろう。