では、どんな言葉を入れてもいいかというと、これにもちょっとしたコツがあります。
試しに『野菜が売れる方法』と入力してみてください。すると、『該当するページが見つかりませんでした』というメッセージが出るはずです。『野菜 売れる方法』だと出るのに、『野菜が売れる方法』だと出ない。これはつまり1ページの中に『野菜』と『売れる方法』という二つの言葉があるページはあるが、『野菜が売れる方法』という言葉があるページはないということなのです。同様に、『うこん 工場』では出ますが、『うこんの工場』では出ません。『かにみそ専門店』は出ますが『かにみその専門店』は出ません。
さて、そこで実践してみようと思います。
最近、新しいインターネット市場の数字を知りたいと思って、いろいろ検索してみました。『IT』『インターネット』では幅が広すぎるので、もうちょっと絞り込んだ言葉で、『eコマース』を始めの言葉にしました。う〜ん、でもそれだけでは何万件というヒットになってしまう。
では、『eコマース 市場規模』で引いてみましょう。おおよそ狙った情報に近いものが並びました。でも、まだ甘い。昔の統計などもいろいろ含んでいるようなので、『eコマース 市場規模 2002』としてみましょう。まだ、けっこう出ます。お客様向けの資料として必要なので、情報の出所はしっかりしていたほうがいい。では、国の調査を探しましょう。でも、こういった統計は、郵政省?経済産業省?文部科学省?と見当がつかないので、『eコマース 市場規模 2002 省』としました。並んだ情報をよく見ると、経済産業省の調査があるらしい。では改めて『eコマース市場規模 2002 経済産業省』としてみましょう。すると…、ありました!
2月に大々的に発表されたもののようで、あっちこっちから経済産業省や、共同で調査を行ったNTT‐DATAなどへのリンクに辿り着きます。最終的には、経済産業省のページ
(http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0002379/)に辿り着いて、レポートのデー
タをダウンロードして、完了!(ダウンロードしたのは、PDFという形式の資料でした。これは、インターネット上で印刷用のデータを流通するために作られたもの)
ちなみに、2001年のeコマース(電子商取引)市場は、BtoBで34兆円、BtoC1.5兆円だそうです。各々80%、60%の伸びで、2006年には125兆円、16兆円になる見とおしとのこと。
インターネットのビジネスは、まだまだこれからなのですね。
|