ライデリの浦崎・沖田・小林によるWebビジネス講座。 会員の皆様に、ライデリならではのノウハウをお伝えします!





第八回:アクセスログは情報の宝庫  

■アクセスログってこんなもの
小林アクセスログとは、簡単に言ってしまうとWebページへアクセスした記録のことです。お店で言えば来客数ですね。
ご利用中のオーナーズバックヤード画面の左側にある『サイト分析』または『ログ解析』がこれにあたります。
その日や月別のアクセス数を見て利用者の傾向をつかんだり、人気のあるページを調べたりといったことができます。
このアクセスログこそ、インターネットビジネスをおこなう上での貴重な情報源となり、
今後のWebサイトを運営する上での大きな手助けとなるのです。
アクセスログは情報の宝庫!これを利用しない手はありません。
ですが、単純にアクセス数を参照するだけではせっかくの貴重な情報を有効に活用しているとはいえません。
アクセスログを有効に活用するためにはどうすればよいのか、ちょっと説明させてください。

■こんな情報がわかっちゃう
アクセスログはオーナー様の欲しい情報をいろいろと提供してくれます。
おおよそ、こんな情報を得ることができるのです。
アクセスログから得られる情報
1.アクセス数と時間
2.IPアドレス
3.リンク元
4.キーワード


■アクセスログの有効な活用方法を説明しましょう
●アクセス数と時間
アクセス数がそのまま売り上げアップにつながるとは断言できませんが、両者は密接に関連しあっていることは理解していただけることでしょう。
このためアクセス数を日単位、週単位、月単位で確認することは大切なことです。
時間についても、『平日の日中に訪問者が多い』ということであれば、会社からアクセスしていることが推測できます。
逆に『週末の訪問者が多く、時間帯も夜遅くに集中している』となると、個人ユーザが自宅からアクセスしている可能性が高いと考えられます。
このことから、オーナー様のWebサイトの利用者が購買層に適しているのかどうかを判断する材料となるのです。

●IPアドレス
IPアドレスから企業名を特定することがある程度できます。
ある程度というのはドメインを取得している企業でかつ固定IPアドレスを利用していればということになります。
それ以外の場合は、プロバイダなどのIPアドレスが表示されます。
プロバイダだとしても、利用者の地域を知る手がかりにはなりますね。
企業からのアクセスの実態を知ることは、販売戦略や営業活動に具体性を与えます。
このIPアドレスは、JPNICのWebページにあるwhois検索をおこなうことによって、誰がそのIPアドレスを取得しているかがわかります。
http://whois.nic.ad.jp/cgi-bin/whois_gw/

●リンク元
どのページからオーナー様のWebサイトを訪問したかがわかります。
ヤフーの紹介ページからなのか、他でリンクされているページからなのかを知ることができるのです。
ひょっとしたら、見知らぬ誰かがオーナー様へのWebサイトへのリンクを貼ってくれていて、そこから訪れているのかもしれません。

●キーワード
『どのようなキーワードでWebサイトを訪れたのか』、これは検索エンジンへ登録したときの、キーワード、またはホームページに記述されている文言から判断されます。
現在では、SEOと呼ばれるインターネットマーケティングの分野が注目を集めています。
SEOとは、利用者が入力したキーワードに対する検索結果において、上位に表示されるようにするためのマーケティング手法のことを指します。
SEOについては、また、改めて説明したいと思います。


■まとめ
アクセスログについては、オーナー様も非常に興味があるのではないでしょうか。
お客様がどの商品に魅力を感じているのか、商品をどのように配置すれば購入しやすいのか、このようなことがアクセスログの解析から簡単に検証できれば便利ですね。
弊社としましては、アクセスログの解析をもっともっと充実させ、わかりやすくビジュアル的なものにするよう計画を進めています。
ご期待ください。

[小林 章司 2003.07.28]