ライデリの浦崎・沖田・小林によるWebビジネス講座。 会員の皆様に、ライデリならではのノウハウをお伝えします!





第九回:ホームページを広告しよう!

■サイトをアピールする方法
ホームページは広告ではありません。探し出さないと読むことのできないチラシなんて意味がない。まっていてもいつまでも流れないCMでは無いのと同じ。

つまり、ホームページはチラシでもCMでもないのです。

探し出して、その詳細を知り、買ったりサービスを受けるためのものという意味では、むしろパンフレットに近いかもしれません。すでにその商品や、企業名を知っていて、それについて詳細を知りたい人が見るものなのです。
ただ、パンフレットと違うのは、同じ情報量を扱うメディアとしては、圧倒的に安上がりなことと、いくらでも多くの人に、広い地域に同じ内容を伝えることができるということ、そして、常に最新の情報を届けることでしょう。

では、ホームページを広告するにはどうすればいいか。今回は、それがテーマです。
ホームページを広告する方法は、それほど多くありません。

1:印刷物やテレビCM、看板、チラシ、名刺に告知する。
2:検索に引っかかるようにする。
3:インターネット上の広告を利用する。


1はとりたてていうことはありません。
広告効果の高いメディアで、ホームページをアピールすれば、これが最高の集客効果を生むことは間違いないでしょう。しかし、その費用がなかなかばかにならない。
そこで、ここでは、2、3について紹介します。

■検索に引っかかるようにする
検索に引っかかるようにする方法として、最近、SEOという方法がよく話題に上ります。
SEOとは、Search Engine Opitimization の略。日本語にすると「検索エンジン最適化」になります。

ご存知のように、インターネットユーザーの多くは、自分の欲しい情報を探すために、検索エンジンを利用します。有名どころでは「Yahoo!」とか「Google」とか。その画面に空いた穴に、好きなことばを入れて検索する訳です。

実は、「Yahoo!」も検索の半分を、「Google」の仕組みを利用しているので、この「Yahoo!」とか「Google」とかに出てくる検索結果の順位をなるべく上位にしよう!というのが、SEOという技術。
なにしろホームページ の数は多すぎて、一つのキーワードに何百、何千、何万というホームページが出てきてしまうのです。この中の1位になるだけで、圧倒的にアクセス数はかわってきます。

ところが、これがそう簡単なことではありません。
「Google」は、検索順位を決めているルールを公開していないので、世界中のさまざまな専門家が、いろんな方法を試みて、経験的に編み出すしかありません。だから、SEOのサービスは、結局のところ「多分こうだろう」という予測以上のことはできないのです。
また、SEOそのものは、結局はユーザーが検索するのを待つタイプの広告方法なので、ひたすら待つ、ということにもかわりません。

沖田としては、SEOは最低限の適用は必要だけれども、これに時間とお金をかけるよりは、もうちょっと効果的な広告方法があるんじゃないかと思っています。
では、どんな方法があるのでしょうか。


■インターネット上の広告を利用する
インターネット上の広告で、もっとも定番といえるのが懸賞やオークションです。

インターネットユーザーはどん欲で、いかに安く、もしくは無料で、試供品でも何でも手に入れたいと思うようで、懸賞やオークションは、サービスが始まって以来、インターネットの人気コンテンツとなっています。

懸賞は、プレゼント商品を抽選で提供するものです。
目的は、応募者のメールアドレスを確保すること。メールでのアプローチは、その商品に興味のあるユーザーならば、それなりの割合で反応があるようです。
まずはプレゼントでその商品に興味のある方を集め、次に、そういった方々に敷居の低い商品を提供し、主力商品を進め、そしてリピーターにつなげる。
弊社、懸賞企画機能は、まさにこの利用を狙っています。
そこまでに至るには、それなりの試行錯誤が必要です。しかし、それなくして成功は無いといえるでしょう。

人気コンテンツの懸賞ばかり集めたポータルサイトがいくつかあります。定番といえばやっぱり「チャンス・イット!」でしょう。
試しに、他社の懸賞に応募してみると、ユーザーの気持ちがよりいっそうわかるかも知れません。

チャンスイット!
http://www.chance.com/

オークションは、ユーザーが金額を決めて競り落とすタイプの販売です。懸賞にイメージが似ていますが、こちらは販売そのもの。ただ、オークションでお客様を確保して、商品のリピーターを獲得するというのは、効果的な手段といえるでしょう。

オークションの効果的な使い方については、どちらかというと、集客よりも販売に近い説明になってしまうので、次の機会に紹介したいと思います。

懸賞とオークションが、既に定番であるのに比肩して、最近のインターネットマーケティングで重要な位置を占めてきているのは、前出の検索エンジン「Google」が実施している「アドワーズ広告」です。
効果が高く、何しろ安い!のがその人気の秘密。
登録が500円で、あとは1日あたり7円から利用できます。利用方法も比較的簡単。決済はカードなので、すぐにでも始めることができます。
https://adwords.google.co.jp/select/?hl=ja

この手のものは、まずはやってみることが一番だと思います。
やり方は、このホームページに詳しく載っています。まずは、気軽に始めて、あの手この手を試してみて、何度も何度もコピーやキーワードをより効果的なものにブラッシュアップしていきましょう。
この経験から、御社なり、その商品なりの売り方が見えてくるのです。


■広告の次にすべきこと
広告は、集客活動です。
せっかく集まったお客様も、買っていただかなければ、ホームページの意味はありません。
アクセスに対してどれだけの取引件数があるのかが経験的につかめれば、どれだけの広告をうてばどれだけ売れるのかが、ある程度想定できるようになるはずです。これができれば、逆に、どれだけ広告に費用をかけられるかが把握できるはず。

ここまでくれば、ホームページのビジネスは、軌道に乗ったといえるでしょう。
TOPページのアクセス数に対して、2%の取引件数が無ければ、中身を見直した方がいいという話もあります。
では、どうすれば売れるホームページになるのでしょうか。

これについては、また深〜い話になるとおもいますので、機会を改めてご紹介したいと思います。

[ 専務取締役 沖田 民行 2003.12.24 ]